2020年12月15日
皆さん、こんにちは。ぽっぽちゃnです。韓国に憧れる皆さん、今回は韓国で実際に出産した筆者が体験したことをお話させて頂きます!
昨年、妊娠が発覚し、産婦人科に行きました。心拍数も確認出来たので、無事に母子手帳を貰えました。そして、妊娠証明書を貰い、社会保険の会社へ。
そこで何をするかというと、「国民幸福カード」の申請をします。
これは「국민행복카드(クッミンヘンボクカード/国民幸福カード)」といい、韓国に住む妊婦さんなら誰でも貰えるカードで、このカードには50万ウォンの支援金が入っていて、これで病院の診察や検査費用を払えるようになっています。病院以外にも子供に必要なものの購入ができるのですが、病院代で全部使っちゃう方がほとんどなようです。
また、一部の地域では、自治体が支援金を更に出し、50万ウォン+20万ウォン分のカードが貰える地域もあります。筆者の地域は、それに該当したので70万ウォン分貰うことができました。
ありがたい!
また、保健所に行って登録すると、葉酸と鉄分のサプリが貰えます。
地域によって違いはありますが、一定の時期まで貰い続けることができます。
栄養ドリンクをくれる地域もあるので、つわりがひどい時には助かりますね。
また、「임산부 먼저(インサンブ モンジョ/妊婦優先)」と書かれたキーホルダーと車に付けるカードが貰えます。これがあれば、電車等の公共の場にある、妊婦席や優先席を利用出来るので便利です。
韓国では、優先席は一般の人が座ってはいけないというマナーが徹底されているので、まだお腹で出てきていない時にはこのマークがあれば、安心して利用出来ました。
また、車にカードを付けるとマート等の駐車場にある、妊婦専用駐車スペースを利用出来ます。
こちらは普及がまだいき届いていませんが、大手マート等にはあるので、買い物の際には助かったのを覚えています。
出産が近づくと、保健所からおもちゃ、おむつ、マスク等が貰えるサービスもあります。
もし、韓国で妊娠されたら、保健所に行き、どういう支援やサービスがあるか確認しましょう!
検診は何ヶ月なのかによって違いますが、日本と同じく定期的に行われます。
血液検査などで、どの栄養が足りていない等の指導もありますが、日本のように太り過ぎなどを注意されることはあまりありません。また、妊娠中カフェインやアルコール、インスタント類はもちろん駄目ですが、それ以外で、例えば日本では妊婦にはうなぎや生魚を食べるなと言いますが、韓国では食べてはいけないと注意される食材や料理はあまりありません。
韓国では、とにかく何でも食べて栄養を赤ちゃんに送ろうという考えが強いので、体重の増加に対するプレッシャーは少ないですね。
なので、自分で気をつけていないと、出産後大変なことになりかねませんので、要注意!笑
いよいよ出産が近づいてきたら、予約すべきなのが、チョリウォンとトウミ。
チョリウォンとは、出産した後、ママが体を休める施設のことです。
ほとんどの産婦人科に隣接されていますが、チョリウォンのみの施設もあります。
韓国では、出産後、普通分娩の場合は3日間、帝王切開の場合は1週間しか病院にいれないので、退院後に休める場所として一般的に利用されています。
だいたい、1週間〜21日間利用する人が多いようです。
ここでは、授乳以外のほとんどの時間 赤ちゃんをみてくれますし、マッサージやヨガ、赤ちゃんに使う石けんやおもちゃを作ったりとママに癒しの時間が出来るので疲労回復には最適。
また、ほとんどのチョリウォンが夫以外の家族の立ち入り禁止なので、気兼ねなく休めます。
ただ、出産の為の入院費が普通分娩で50万ウォン程なのに対し、1週間で200万ウォン程、、
もちろん施設毎に、利用日数毎に値段は違いますが、至れり尽くせりの分、費用も発生します。
トウミとは、お手伝いさんのことで「산후도우미(サノトウミ)」と呼びます。
筆者は、チョリウォン後トウミを利用しました。
このサービスは、保健所にて登録し、産後2か月以内だったら利用できるようになっています。
具体的には、赤ちゃんのお世話、ママの食事や洗濯、掃除 買い物など、ママに関わることは何でもやってくれます。また、赤ちゃんの予防注射に付き添ってくれたりもします。
しかも、料金も自治体から支援金が出ることが多いので、15日間利用しても筆者の場合は8万ウォンほどでした。自宅で休めるし、他にも子供がいる家庭や経済的にチョリウォンを利用するのが難しい家庭には良いサービスですよね!
日本でも韓国でも子供はやっぱり宝。でも、育てていくママの心と体の調節は大事ですよね。
慣れない育児に突入する前に、チョリウォンやトウミを利用して休めて良かったなと思います。
もし、韓国で妊娠して出産される方がいたら、まず近くの役場に行き、どういう支援があるのか確かめてみてくださいね。
今回も最後まで読んで下さって、ありがとうございました!
このまとめの記者